介護職時のいじめ、キャバクラ勤め、流産、DV、離婚...激動の20代を経てRIZINガールから格闘家へ あきぴが振り返る「不思議な人生」 (3ページ目)

  • 小林 悟●取材・文 text by Kobayashi Satoru
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【流産、DV、産後うつ...つらかった20代】

 その後、地元の短期大学に進学する。華やかな学生生活が続くかと思われたが......。

「短大は1年で中退しました。ちょうどこの頃、親が病気で倒れてしまって。資格をとって介護の仕事をしたり、キャバクラで働いたり。目まぐるしく日々が過ぎていきました。

 とくに介護の職場では陰湿ないじめにあって、ずっとつらかった。誰かの役に立てるので、仕事自体は好きでしたが、思い出したくないことばかりです」

ジムでインタビューに応じたあきぴさんジムでインタビューに応じたあきぴさんこの記事に関連する写真を見る その後、20代半ばで結婚、妊娠、出産。ここでもさまざまな困難があきぴさんを待ち受ける。

「流産でつらい思いをして、次の妊娠中にDVを受けて離婚をしました。子どもをなんとかひとりで育て上げないといけない。母親になるとともに不安やプレッシャーに押しつぶされそうになり、産後うつも重なりました。その日、その日を生きるだけで精一杯。そんなふうにして私の20代が過ぎていきました」

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