辰巳リカは「後輩への嫉妬心」で東京女子プロレス初の三冠を達成「未詩とは魂の闘い。体は限界でも心は折れなかった」 (5ページ目)
辰巳リカを見ていると、プロレスも、人生も、最後は気持ちだなと思う。生まれ持った体格や身体能力がずば抜けて優れているわけではない。飛び抜けたセンスや才能があるわけでもない。しかし、ほとんどの人間がそうだと思うのだ。普通に生まれて、普通に生きて、何者かになりたくて、なれなくて。それでも気持ちさえあれば、勝つことができる。強くなれる。
「プロレスを長く続けて、今はもうプロレスのない人生は考えられない。本当に出会えてよかったと思います。いろんな経験をして、ようやく自由になれたというか。背負いすぎず、好きなようにやれています。大器晩成ですね」
コツコツと、コツコツと。折れずにいれば、誰でもいつか花開くことができる。辰巳リカというプロレスラーが、人生を賭けて証明してくれる。
【プロフィール】
●辰巳リカ(たつみ・りか)
1991年9月27日、長野県生まれ。2013年、エンターテイメントグループ『DPG』の初期メンバーとして活動する中、プロレスと出会う。2014年1月28日、渋谷エンタメステージにて、対中島翔子戦でデビュー。2019年11月3日、渡辺未詩とのタッグ「白昼夢」として、沙希様&操のNEO美威獅鬼軍を下し、「TOKYOプリンセスタッグ王座」を戴冠。2021年1月4日、坂崎ユカを下し、「プリンセス・オブ・プリンセス王座」を戴冠。2023年3月18日、有明コロシアム大会において、渡辺未詩を下し、「インターナショナル・プリンセス王座」を戴冠。東京女子プロレス初となる"グランドスラム"を達成した。163cm。Twitter:@doratles
■大会情報
【大会名】SUMMER SUN PRINCESS '23
【日時】2023年7月8日(土) 開場13:00(サブアリーナ開場12:30) 開始14:00
【会場】東京・大田区総合体育館
詳細はこちら
DDTプロレスリング公式サイト>>
【写真】リング上ではまるで別人の「クレイジーファイト」 女子プロレスラー・辰巳リカ フォトギャラリー
5 / 5