ゴロフキン戦後の村田諒太について、米記者たちの見解は2分。「最善の引き際」「現役続行ならすぐにタイトル戦」 (4ページ目)

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 ゴロフキンという大きな山に登りかけた村田が、こういった選手たちとのタイトル戦にモチベーションを掻き立てられるかには疑問も残る。繰り返しになるが、このまま引退という選択肢も多くのファンに支持されるに違いない。

 ただ......まだやり残したことがあると感じるのであれば、力を披露する舞台は残っている。イギリスで人気のユーバンク以外の相手なら、タイトル戦の日本開催も十分に可能。もう一度、ファンを喜ばせる戦い方をして、チャンピオンとしてリングに別れを告げるというシナリオは魅力的かもしれない。

前戦で敗れたあとでも、依然としてそんな展望を描くことができる。だとすれば、ゴロフキン戦での村田の勇敢な戦いは、やはり意味があるものだったのだ。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る