「他に言うことないの?」。初勝利で大興奮の三浦孝太に父・知良がかけたまさかの言葉 (4ページ目)

  • 池田鉄平●取材・文 text by Ikeda Teppei

――試合後は何日後くらいにトレーニングを開始したんですか?

「試合翌日の元旦はちょっとだけ勝利の余韻に浸れたんですが、1月2日にはお父さんから『お前、もう練習しろ。切り替えないとやばいぞ』と言われました。また、『これで次が大変になった。ここからだ』と毎日のようにハッパをかけてくれます。幸い試合でのケガもなかったので、すぐに切り替えて練習もできています」

――2022年は、格闘家としてどんな年にしていきたいですか?

「土台を固めながら、目の前の1試合1試合を大切にしたいです。大晦日の試合は『最初で最後』くらいの気持ちで挑んだんですが、もし次が決まったら同じように臨みたい。目の前にある流れに逆らわずに、ひとつずつ課題をクリアしていきたいですね」

――最終的な、格闘家としての理想像はどんな選手ですか?

「最終的に目指すのは、格闘技界の王、"キング"になることです。そこに辿り着くには、本当の意味で格闘家の方たちに認められるようにならないといけないので、普通に強いぐらいじゃダメだと思っています。まずは、実力でRIZINの舞台に立った選手たちと同じようなレベルにならないといけない。大舞台で戦う選手たちをすごくリスペクトしているので、早く追いつき、そのなかでも特別な輝きを放てるように頑張っていきたいです」

【写真】あの"サッカーボールキック"のカットも。三浦孝太フォト集>>

(前編:「格闘技一本でやる」→家族全員が「大学進学でも・・・」と反対した>>)

■取材協力:BRAVE GYM

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