カズの次男・三浦孝太が「格闘技一本でやる」と伝えた日。家族全員が「大学進学でも・・・」と反対した (4ページ目)
でも、僕が『格闘技に専念したい』という気持ちを伝えていくうちに、少しずつ風向きが変わってきて、『孝太が大学に行くとしたら、何のために行くんだろうね』という話になってきたんです。お父さんは『自分が行ってないから何も言えねえわ』みたいな感じになって、お母さんも『孝太は、大学に行っても途中で辞めちゃいそう。お金がもったいないだけになっちゃうんじゃない?』と意見が一致して、僕の決断を理解してくれました」
――お兄さんの獠太さんも俳優で活躍していますが、それも自身の選択に影響がありましたか?
「兄貴も一生懸命に台本を覚え、表現方法を探るなど芝居に対してストイックに向き合っている姿も見ています。兄貴はテレビや人の前で頑張っているところを見せないので、周囲や世間の方には伝わっていないのかもしれませんが、一緒に暮らしていると努力を決して怠らないことがよくわかります。
僕も友達に『俳優やったら?』と言われたこともあるんですけど、兄貴を見ていると『自分にはできないな』と感じます。だから僕は『拳で生きてくしかない』というか、兄貴や、お父さんとも同じような高い熱量で、格闘技の道を進んでいきたいです」
(中編:RIZIN出場を発表後、バッシングの嵐>>)
■取材協力:BRAVE GYM
カズの次男・格闘家の三浦孝太フォト集(8枚)
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