2020.10.28

スイーツ作りが人気の世志琥、我に返る。
「自分はプロレスラーだよな?」

  • 大楽聡詞●文 text by Dairaku Satoshi

「ギャップ萌え」女子レスラー世志琥インタビュー 後編 

◆前編から読む>>

「ギャップ萌え」が話題の女子プロレスラーの世志琥(よしこ)。3月の緊急事態宣言後に、スイーツ作りやメイクをする様子を動画共有サイト「TikTok」で配信し続け、ヒールレスラーの怖い見た目とのギャップが大人気になった。

 TikTokのフォロワーは約34万人、その動画をアップしていた「Twitter」は、約4000人から間もなく14万人とフォロワー数が急増した。中には、1本で約400万回も再生された動画もあり、今年9月には初のスイーツ本『世志琥の極上スイーツ作りやがれ!』(ワニブックス)を出版するまでになった。

 インタビュー後編は、動画が"バズる"までの経緯と、話題のスイーツ作りの裏話も聞いた。

SNSに配信したスイーツ作りやメイク動画が大きな話題になった世志琥 photo by Tanaka Wataru――ステイホーム期間中に、動画を配信することになったきっかけは?

「試合やイベントがすべて中止になってしまったあとに、私が所属するSEAdLINNNG(シードリング)の宣伝部長で、人気TikTokerの『あぃりDX』ちゃんから、『世志琥さんのTikTokを1カ月プロデュースしたい』という話があったんです。

 TwitterなどのSNSは苦手だったんですが、緊急事態宣言中は試合がなく、さらに発信することがなくなってしまい......。時間はあり余っていたので、あぃりちゃんから提案してもらった企画をやることにしました。とにかく1カ月、『やるしかない!』という感じでしたね(笑)」

――苦手なことを続けるのは大変だったんじゃないですか?

「すごく大変でした。あぃりちゃんと直接会うこともできないので、朝から晩まで連絡を取り合いながらレシピや内容を考えて、撮影した動画をあぃりちゃんに送って編集してもらうことを繰り返しました」