2018.02.09

伊調馨がALSOK広報部に異動したので、
さっそく名刺交換してきた

  • 宮崎俊哉●取材・文 text by Miyazaki Toshiya
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 ALSOKの伊調馨(いちょう・かおり)が、同社アスリートのほとんどが所属する教育・訓練部から、2018年1月1日付で広報部へ異動。五輪4大会連続金メダルのレスリング女王は、ビジネススーツに身を包み、朝9時から夕方18時までフルタイムで業務に就いている。

所属するALSOKで今年から広報部に異動した伊調馨

「仕事をしっかりしたいと思い、自分から希望しました。もともと、私たちスポーツ選手も社員。試合に出場する予定があれば練習を優先して仕事を免除されていましたが、私の場合は今、試合出場の予定がないので。

 就職させていただいて12年。正直、自分が勤めているのが警備会社だということ以外、何もわからずにここまで来てしまいました。でも、それではダメだと思ったんです。レスリングしか知らない人生も嫌。きちんと仕事を覚えて会社のことを知りたかったし、社会のこともわからなければと」

 具体的な仕事としては、取材申し込みの対応や社内報の制作などがあり、今はパソコンと格闘中。この取材の前日にはALSOK支社へ出かけ、社内関係者をインタビューしてきた。

「写真も撮りました、一眼レフで。いつも(話を)聞かれるほうだったので、聞くのって難しいですね。それでも、支社長が社員のやる気を引き出すためにどう考えているのか、副支社長がそれをどう支えているのか、話をうかがうことができました。自分がまったく考えもしなかったこと、想像もしなかった世界のことを教えてもらえるって勉強になります」

 本人いわく、「これだけ長い間、本格的な練習から離れたことはないので、筋肉が落ちて痩せてしまった」ため、今回改めてスーツを2着新調した。名刺入れは、「仕事もがんばれ!」と友だちからのプレゼント。ファッションやビジネス小物を選ぶ際のポイントは、「派手すぎず、シックにキメる」だ。

「もう私も33歳ですから、年相応にというか、落ち着いた感じで」