勇敢さとしたたかさ。金メダルの
ベイカー茉秋が新時代の柔道を切り拓く (3ページ目)
9月25日に22歳となるベイカーは、4年後の東京五輪も視野に入る若手世代だ。金メダリストとして、これからの日々は東京五輪での連覇という重たい期待を背負うことになるだろう。
「この大会のために精一杯頑張ってきたので、正直、東京は頭にはないです。まだ金メダルの実感もないんですけど、時間が経つにつれて(金メダルは)重いなあと思うようになってきました(笑)。東京を目指すのなら、やっぱり連覇はしたいなあと思う」
返されることを恐れず技を仕掛ける勇敢さと、ポイントをリードしたらそれを守り抜くしたたかさも併せ持つ。この新種の柔道家は、これからの4年でどんな進化を遂げていくのだろうか。
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