中邑真輔が胸中を語る「WWEに移籍した本当のわけ」 (5ページ目)
1980年2月24日、京都府生まれ。高校時代からアマレスを始め、大学時代はレスリング部主将を務める。01年9月、新日本プロレスの入門テストに合格し、02 年8月、安田忠夫戦でデビューする。03年12 月にIWGPヘビー級王者の天山広吉に勝利。デビューわずか1年4カ月でタイトルを奪取し、史上最年少王者となる。その後も多くの王座を獲得。今年1月、WWEへの移籍を発表した
1月29日、中邑の壮行試合前日。所沢市民体育館へ向かう道中、バックパックを背負った金髪の女性に道を尋ねられた。“I've come from the US to watch a wrestling match.(アメリカからプロレスの試合を観に来ました)”。ビッグマッチではない。しかし海外から日本のプロレス会場に人が訪れる。ほかでもない、Shinsuke Nakamuraの功績だ。
もう、私たちだけのものではないのだと思った。きっと海の向こうから、新しい世界を見せてくれるに違いない。中邑真輔がいない日本のプロレス界は、これからどうなっていくのだろう。いまは寂しくもあり、楽しみでもある。
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