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楽天・田中将大が見せた懐の深さ。「マー君杯」開催のキーマンが語るその裏側

  • 都合亮太●取材・文 text by Togo Ryota
  • 石川高央●撮影 photo by Ishikawa Takao

会社員、ストリーマー、キャスターとさまざまな顔を持つみしぇる氏会社員、ストリーマー、キャスターとさまざまな顔を持つみしぇる氏この記事に関連する写真を見る
 田中将大の楽天復帰発表により日本スポーツ界を賑わせた2021年1月、同じく田中によってゲーム業界も大いに盛り上がっていた。モバイル向けに展開されているバトルロイヤルゲーム『PUBG MOBILE(PUBGモバイル)』を用いた大会「マー君杯2021」を主催したのだ。

 昨今盛り上がりを見せる「eスポーツ」業界で大会やイベントが開かれることは珍しくなくなったが、現役アスリート主催となると話は別だ。そのためPUBGモバイルコミュニティーはかつてない盛り上がりを見せた。

 コミュニティーに大きな影響を与えたマー君杯開催の裏には、一人のキーマンが存在する。以前から田中とPUBGモバイルをプレーしてきた「みしぇる」だ。会社員、ストリーマー、キャスターとさまざまな顔を持つみしぇるは、いかにしてマー君杯へと至ったのだろうか。

――みしぇるさんは普段、どのようなお仕事をしているのでしょうか。

 広告代理店に勤務しています。会社ではイベント企画、eスポーツ事業の総合プロデュースなどを担当しています。また、個人として配信もしていて、フリーでPUBGモバイルの選手活動も行なっています。大会・イベントなどでキャスターを務めることもありますね。

 最初からいろんなことを掛け持ちしていたわけではなく、最初はただのゲーム好きな会社員でした。自分が積み上げてきたものが結果として今の形になったのかなと思っています。

――その積み上げの過程で、田中選手ともお知り合いに?

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年の大リーグの開幕が延びていました。リーグ遅延からお時間のある時にPUBGモバイルをやっていたみたいで、ゴールデンウィークあたりに、田中選手が「最近PUBGモバイル始めました」とツイートしていたんです。

 僕もずっとPUBGモバイルをプレーしていたのでうれしかったですね。僕は野球もしていましたし、甲子園での田中選手の活躍をリアルタイムで見ていた世代です。僕からするとヒーローのような存在が、自分の好きなゲームに興味を持ってくれたわけです。

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PUBGをこよなく愛する夏菜(8枚)

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