【男子バレー】石川祐希への仲間の信頼は絶対に揺るがない 「彼がこのチームをつくってきましたから」 (2ページ目)
【大事な場面では祐希】
9月13日に行なわれたイランとの決勝戦は、石川本人も「非常に厳しい戦いになる」とにらんでいたとおり、第1セット序盤から石川が連続ブロックシャットを浴びる。ひと筋縄ではいかないことを予感させる試合の立ち上がりだ。
けれども、信頼は揺るがない。
セッターの深津英臣(ウルフドッグス名古屋)は「相手のブロックがすごかったですね!」と振り返りつつ、「それは僕たちがコントロールできる部分ではありませんから。ただ、『絶対に大事な場面では(石川)祐希』と決めていたので、どんな状況でも彼を信じてトスを上げていました」と、キャプテンでエースの背番号14にボールを託した。
やがて石川自身も、尻上がりに調子を上げていく。第1セットは1得点に終わったものの、第2セットはセットポイントでのサービスエースを含む3得点、そして第3セットは4得点。極めつけは、第3セットのマッチポイントだ。
24-23で迎えた相手サーブの場面。髙橋藍(ボグダンカ・LUK・ルブリン/ポーランド)がきれいにサーブレシーブを返すと、深津が石川へトスを上げる。これぞ、まさしく「絶対に祐希」。そのアタックはイランのブロックに阻まれたものの、リベロの山本智大(大阪ブルテオン)がフォローに入ってボールをつなぐ。
山本が「祐希、いけ!」と上げた叫び声に応えるかのように、石川が再び打ち抜いたボールは相手ブロックをはじいて、コートの外へ飛んでいく。こうして、アジアの頂点に到達し、ロサンゼルスへの切符を手繰り寄せる一打となった。
この場面での選択について語った深津の言葉が、日本代表における「石川祐希」という存在を何よりも表わしていた。
「(相手との)マッチアップがよかったのもありますが、やはり彼がこのチームをつくってきましたから。僕も最後まで信用してトスを上げることができました」
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