【男子バレー】髙橋藍のサーブはなぜ効果的なのか エンドラインに立つだけで観客の期待値はグッと高まる (3ページ目)
【大会トップのサービスエース決定数】
同様にこの日のバーレーン戦でも、第1セットで連続サービスエースを奪ってみせた。だが、ここでは1本目が相手コートのコーナーをつく鋭い打球で、2本目が相手リベロにうまくレシーブさせないショートサーブ。「1本目が強打だったので、相手もかなり深めに守っているなと感じました。前後に揺さぶりたいと考えた結果、うまくハマりました」と、髙橋はしたり顔だ。
試合の流れをつかむうえで、サーブポイントは絶大な効果がある。髙橋の言葉が続く。
「やはり第1セットの出だしは、その試合自体のリズムや展開をつくっていくうえで非常に重要ですから。そこは自分自身、とても意識していました。得点することでチームも精神的にラクに試合を運べ、プレーがやりやすくなるからこそ、どんどんいい動きが出てきますよね。それを自分のサーブからつくり出していきたい、その思いで第1セットはサーブを打っていました」
現在、アジア選手権において髙橋のサービスエース8本は、堂々の大会トップの数字だ(9月6日終了時点)。なおかつ「日本はブロックディフェンスがいいですから」と本人も話すように、チームの強みを最大限に発揮するうえで、その効果的かつ戦術的なサーブは、大きな手立てとなっている。
髙橋がサーブの構えに入る。見ている者の期待値がグッと高まるのは、そのせいだ。
著者プロフィール
坂口功将 (さかぐち・こうすけ)
1988年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学時代に「スポーツを
取材する」ことの虜になり、不動産会社を経て2016年春から日 本文化出版(株)「月刊バレーボール」編集部で勤務。 2023年末に独立し、バレーボールを中心に取材・ 執筆活動を行なう。小学生から大学生、国内外のクラブリーグにナシ ョナルチームと幅広いカテゴリーを扱うほか、 バレーボール関連の配信番組への出演やイタリア・セリエAの解説 も務める。
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