【男子バレー】髙橋藍、負けられない試合を「冷静に」 ロス五輪出場権をかけたアジア選手権開幕 (3ページ目)
「SVでやっている選手はいないので、意外とできないかもしれません。自分は難しいとは思っていないですが(笑)。あれもイタリア時代、(チームメイトに)エリック(・レプキー)というカナダの選手がいて、彼がよくやっていたんです。当時の自分はやらなかったですが、使えるかもと思っていて、"高いブロックには有効な手段"と去年くらいから取り入れました」
髙橋はフラットな心理を保てるからこそ、気負わずプレーできるし、技を次々に生み出せる。そして、勝機を感じたときは躊躇なく襲いかかれるのだろう。次なるミッションはアジア選手権制覇だ。
「イラン、それに中国も(優勝争いの)相手になってくると思いますが......たとえば予選で当たるオースラリアも、ここ数年は当たってなくて未知な相手です。間違いなく、高さやパワーはあると思いますから」
髙橋は、どんな敵にも警戒を怠らない。勝負の流れが、少しの気のゆるみで変わることを知っている。アジア選手権では試合の分岐点を見逃すことなく、荒ぶる姿を見せるはずだ。
著者プロフィール

小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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