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【男子バレー】宮浦健人は新天地WD名古屋で今度こそ頂点へ「自分の役割は、アタックで点を取ること」 (3ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【昨季のSTINGS愛知を彷彿とさせた】

 今季のWD名古屋は、2025年12月(令和7年度)天皇杯全日本バレーボール選手権大会で優勝し、宮浦も大会MVPに選ばれた。だが、SVリーグのレギュラーシーズンでは年が明けた1月半ばに6連敗を喫する。

 そこではヴァレリオ・バルドヴィン監督がメンバーたちへ「まるで戦えていない」と叱責し、宮浦も「1点1点に対して100パーセントを出して取りにいくことができなかった」と反省を口にしていた。

 その後、2月に入ってから7連勝と持ち直したかに見えたが、3月には5連敗。チャンピオンシップ進出確定も2週にわたって足踏みし、結果的に2年連続となるレギュラーシーズン突破は決めたものの、35勝9敗の3位だった昨季から今季は25勝19敗の4位となった。

 昨季とメンバーが異なり、リーグ全体のレベルがまた一段と上がったことも考慮すべきだが、苦しみと向き合う時間が多いシーズンとなったのは確かだった。

 ただ、そんな展開は、どこか昨季のSTINGS愛知を彷彿とさせた。WD名古屋で今季のゲームキャプテンを務める市川健太はこう話す。

「レギュラーシーズンの順位は、それほど関係ないです。とにかくチャンピオンシップ本番でいかにいい状態に持っていけるか、かつ自信を持って臨めるかだと考えています。

 チームとしても個々としても、上げていくことが大事ですし、昨季のSTINGS愛知のようにチャンピオンシップでハマることだってあり得る。むしろ、それを目指したいですね。同じ展開に今の自分たちはあると思うので」

 チャンピオンシップでSTINGS愛知が一丸となって勝ち上がっていく様(さま)を当事者として味わった宮浦も、レギュラーシーズン最終節であらためて口にした。

「レギュラーシーズンの勝敗によって順位が左右される部分はありますが、たとえ負けたとしても、そこから何を得られるか。とにかくすべての試合に100パーセントを出すことと、チャンピオンシップ本番でいかに自分たちの目指すバレーボールができるかを考えながら、日々改善を重ねてきました。

 自分の役割は、アタックで点を取ることです。オミさん(深津)との連係に関してはこれからも改善していこうと話をしていますし、自分自身の得点の決め方にもトライしながら、形にしていきたいと考えています」

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