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春高を制している「のあめい」こと宇都木乃愛と森愛唯はなぜ、ビーチバレー一本に絞ったのか (4ページ目)

  • 小崎仁久●取材・文 text by Kosaki Yoshihisa

U21世界選手権に向けての抱負を語る宇都木乃愛 photo by Fujimaki GohU21世界選手権に向けての抱負を語る宇都木乃愛 photo by Fujimaki Gohこの記事に関連する写真を見る――6月に行なわれた2025ビーチバレーボールU21アジア選手権大会では4位に入り、10月15日から行なわれるビーチバレーボールU21世界選手権大会(メキシコ)に出場します。

宇都木 チームとして難しい状況の時もあったのですが、それを乗り越えてきたので、このまま世界選手権まで上昇していけると思っています。周りから注目されるのも、期待されるのもすごくうれしいですし、自分ががんばれるモチベーションになっています。

 アジアなど海外の試合では調子がよかったのですが、ジャパンツアーではなかなか勝てなくて......。それで、ちょっと不安になりそうな時期もありましたし、現に課題はたくさんありますから、(世界選手権までに)少しでもスキルや技を増やして臨みたいです。(大会を迎えれば)いい意味で緊張感のある試合ができると思いますし、監督、コーチや関係者、いろいろな方のサポートを受けて、多くの方々に応援してもらっているので、その人たちに少しでも恩返しができればいいなと思っています。

――昨年のU19世界選手権は9位でしたが、今回のU21世界選手権に向けての目標はありますか。

宇都木 自分の100%を試合で出したいと思っていますが、それは簡単にはできません。だから、自分のできることを少しでも増やしていきたい。それで、試合のなかで自分にスイッチを入れて、愛唯とコミュニケーションを取りながら、自分たちのプレーを100%にできるようにしたいなと思っています。

 私は調子のいい時と悪い時の差があって、プレーに波があるので、それを少しでも一定にして大会まで持っていけたらいいなと思っています。具体的な目標としては、メダルはほしいよねぇ?

宇都木 ほしいねぇ~。アジア選手権の時は(3位決定戦で敗れて)4位でめちゃくちゃ悔しかったからね。海外でメダルを獲ることは、とても大きいなことだから、その目標はぶらさずにいこうね!

(つづく)◆ビーチバレー界のホープ「のあめい」が振り返る共栄学園時代>>

宇都木乃愛(うつぎ・のあ)
2006年9月11日生まれ。共栄学園高卒業後、産業能率大に進学。高校3年時の春高バレーで優勝。優秀選手賞に選出される。身長164cm。

森愛唯(もり・めい)
2006年5月8日生まれ。共栄学園高卒業後、トヨタ自動車ビーチバレーボール部入り。高校3年時に春高バレー優勝。身長171cm。

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