【男子バレー】髙橋藍が語るトルコ戦の「逆風」 「敗北から強くなれると思っている」 (2ページ目)
【「託されたときに決めきる」】
「初戦の硬さとか、そこまで悪かった感覚はあまりなくて」
その肌感覚は正しい。
一方、髙橋のアタック成功本数は4本だった。彼のような攻撃もトップレベルなサイドとしては忸怩たるものがある数字だろう。
「自分はスパイカーなので、得点をとることで(気持ちが)上がっていく、というところもあって......」
彼は正直に気持ちを明かしている。守備はチームを旋回させるが、彼自身を乗せるのはアタックなのだろう。ただ、トルコに研究されていたか、あるいはサーブで押されていたことも影響したか、ほとんど2枚、もしくは3枚のブロックにつかれていた。また、トルコは意外なほどよく拾い、日本のお株を奪うラリーの強さを見せたのだ。
「自分たちにとって、間違いなく(ブロックディフェンスが)ストレスになっていました。もちろん、それでも決めきることができたり、リバウンドを取れていたり、もあったんですけど。やはり、決めきれなかったポイントもあったので、それを得点につなげられないと厳しいし、そこは自分的にはもう少し打数もあってもよかったかなって思うのですが......。チームでもっとコミュニケーションを取っていけるように」
髙橋は言葉を選んで言った。その語尾に無念さが滲んだが、すぐにポジティブな思考を被せた。
「自分自身は(セッターの)大宅(真樹)選手を信じて跳んでいるので、大宅選手のフィーリングで、託されたときに決めきる。そこでチームを救っていける、というのが自分に必要な力だと今日あらためて思いました」
髙橋はサントリーサンバーズ大阪で天皇杯、SVリーグで優勝を手にしているが、そこでコンビを組んでいたのが大宅真樹だった。シーズンを重ねることでコンビを成熟させてきた自負はある。3セット目は、そのコンビのよさが片鱗を見せていた。髙橋はそのトスをクロスへバックアタックで次々に決め、13-13と流れを引き寄せたかに見えたが......。
2 / 3

