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【男子バレーボール】髙橋藍が語る欧州王者ペルージャ戦への抱負「どこまで戦えるのか、楽しみ」 (3ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki

【「サントリーが世界で通用する、と知ってもらえる機会に」】

「石川選手はIQが高くて、勝つために何をすべきかを知っているところが強みですね。引き出しの多さもあるし、たとえば(厳しい場面で)相手にボールを返すだけになっても、嫌なところに返す、という賢いプレーが多くて。そこに対し、自分たちがどれだけ対応できるか。勝負どころでは、やはり石川選手が鍵になってくると思う」

 ふたりとも、勝利を積み重ねることで日本バレーを前進させてきた。その対決が面白くないはずはない。

 試合は有明アリーナで、10月7、8日に行われる。コート上で選手を間近に感じられるシートは高額になりそうだが、男子バレーの看板選手同士の対戦を楽しみにしているファンは多いはずだ。

「特別な機会だと思っています。自分たちが、いい試合をすることが大事。サントリーが世界で通用する、と知ってもらえる機会に」

 髙橋はそう宣誓した。

>>>【男子バレーボール】石川祐希が欧州王者の一員として凱旋 SVリーグ王者・サンバーズ戦への意気込みを語るへ

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

  • 髙橋藍

    髙橋藍 (たかはし・らん)

    2001年9月2日生まれ。京都府京都市出身。東山高校ではエースとしてチームを牽引し、3年時の2020年に春高バレーで優勝、自身も最優秀賞を受賞した。その後、東京五輪を控えた日本代表メンバーにアンダーカテゴリーを飛び越えて選出された。

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