西田有志が包み隠さず語る1年目のSVリーグの課題と手ごたえ 自身の発信に「どんな反応があってもいい」 (4ページ目)
ただし、これだけは負けない。
「子ども人気だけは、僕でしょ。そこは譲れないです。どこに行っても『ニシダ~!』って手を振ってくれるのが嬉うれしいし、子どもって遠慮がないじゃないですか。僕に対して『ねー、これ知ってる?』みたいなノリで話しかけてくる子もおるし(笑)、たぶん僕は、友達みたいなもんなんですよ。
でも、僕も子どもたちに夢を与えられる存在になりたいんで。ひとりでも多くの子どもたちにバレーボールを見てほしいし、これからも気軽に僕の名前を呼んでほしい。『あいよ』とか『おう』とか、いくらでも応えますよ(笑)」
いつまでも、ヒーローであり続けるために。2018年の初選出から走り続けた日本代表を離れて過ごす夏は、さらにパワーアップやスケールアップを遂げるための必要な時間だ。証明するのは自分自身。この先も、西田有志の進化は続く。
【プロフィール】
西田有志(にしだ・ゆうじ)
2000年1月30日生まれ。三重県出身。186cm。オポジット。大阪ブルテオン所属。海星高校3年生でジェイテクトSTINGS(現ジェイテクトSTINGS愛知)の内定選手としてVリーグデビュー。入団2年目でMVPを獲得した。2018年には日本代表に初招集され、以降主力選手として活躍。東京五輪、パリ五輪にも出場した。2021年にはイタリア・セリエAのビーボ・ヴァレンティアでプレー。2022年、ジェイテクトに復帰後、2023年から現チームに加入した。
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