【ハイキュー‼×SVリーグ】サントリー甲斐孝太郎は生まれた時からバレー漬け 『ハイキュー‼』は「バレーを始めるきっかけにおすすめ」 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki

 甲斐家=バレー一家の図式が成り立つ。2歳下には日本代表でパリ五輪にも出場した甲斐優斗がいる。年の近い兄弟は、ライバルではない。

「弟とは遊びながら、ずっと一緒にバレーボールをやる感じでしたね。ライバルというよりも、自分も頼るし、あっちも頼るし、という関係で。『一緒にバレーをやめよう』というのは一度もなかったですが、それぞれはあったかもしれません(笑)。パリ五輪後ですか? 特に話していないです。弟とは直接会ったら話しますが、去年の12月から会っていないんで(笑)」

 それぞれの戦いがあるのだろう。昨年は、甲斐もユニバーシアード代表に選ばれ、新しい道が開けてきた。

「大学で世代別代表に選ばれて、今までやってきたことが繋がってよかったな、と思いました。ユニバ代表に選ばれる前でしたかね。大学に入ってから、高校ではやらなかったウエイトトレーニングをやり出して、プレーが変わったんです。週5、6日みっちり継続的にやったら伸びたなって」

 彼はこれからも進化し続ける。何しろ、生まれる前からバレーボールに見守られてきたのだ。

「両親がやっていたので、やめるにやめられないっていうのはありました(笑)。『バレーの楽しさはどこにあったか?』って聞かれると難しいですけど、『ほかの競技をやるか』というと、それは少しも考えなかったです。今は(SVリーグ王者に所属して)レベルが高いし、スパイクを1点決めるだけでも嬉しい。ここでも、今までのことが繋がっているんだな、と思えます」

 甲斐はそう言って無邪気に笑った。

【甲斐が語る『ハイキュー‼』の魅力】

――作品の魅力は?

「ずっとバレーボールをやってきたので、それが描かれている『ハイキュー‼』は楽しいです。でも、バレーボールをしていない人でも、面白いんじゃないかと。たとえば、日向翔陽はあまりうまくなかったのに、どんどんスキルを上げていくという過程が詳しく描かれていて。バレーを始めるきっかけにおすすめですね」

――共感、学んだことは?

「学んだことは、諦めないことですかね。一回、落ち込んだとしても、そこから這い上がっていくキャラクターたちの姿はいいですね」

――印象に残った名言は?

「烏野の田中龍之介が、幼馴染(天内叶歌)に言った『できるまでやればできる』です。これは、いいなって。努力すればできるんじゃないか、って気持ちになります」

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