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今シーズン、活躍が注目された男子Vリーガー10人 西田有志以来の衝撃の若手、長身セッター、代表復帰の元主将も (2ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari

【西山大翔】photo by 火野千鶴【西山大翔】photo by 火野千鶴この記事に関連する写真を見る■西山大翔(にしやま・ひろと)
所属:パナソニックパンサーズ オポジット・193cm

2003年3月4日生まれ
神奈川県出身 東海大相模高

 昨年10月にVリーグデビューを果たしたが、かつて高校生の西田有志が起こした衝撃を思い起こさせるようなプレーを見せた。相手ブロックを弾き飛ばす、パワーのあるスパイクが武器。身長は193cmだが、指高(しこう/腕を上げた際の、足の裏から指先までの高さ)が255cmと腕が長く、ジャンプ力もあるため打点が高い。ブロック力もあり、キルブロックでの得点も多く見られた。

 強力なスパイクサーブもあるが、相手のセットポイントのような緊迫した場面でもそのサーブを繰り出せるメンタルの強さも併せ持つ。東京五輪ではフランス代表を率いて金メダルを獲得したロラン・ティリ監督や、チームメイトのクビアクも「ポテンシャルは非常に高い」と評価。同時に「もっとプレーを安定させることが必須」とも指摘されていたが、日本代表にも選出され、西田、宮浦健人(PSGスタル・ニサ/ポーランド)らとオポジットの座を争うことになる。

【迫田郭志】photo by 火野千鶴【迫田郭志】photo by 火野千鶴この記事に関連する写真を見る■迫田郭志(さこだ・ひろし)
所属:堺ブレイザーズ アウトサイドヒッター・183cm

1996年5月1日生まれ
鹿児島県出身 鹿児島商業高→福山平成大→FC東京
 
 小柄ながら切れのあるサーブ、スパイクが魅力で、守備力も高い。チームを移籍してしばらくは出場機会が限られていたが、少ないチャンスで結果を出してレギュラーポジションを勝ち取った。

 ここ数年、プレーオフから遠ざかっていたチームの、ファイナル4進出の原動力のひとりになった。プレーだけでなく甘いマスクでも人気も集めており、ファン感謝デーではサインを求めるファンの長蛇の列ができたという。

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