2020.09.25

坂口佳穂が久々のビーチで見せた
成長の跡「トライすべきことはできた」

  • 小崎仁久●文 text&photo by Kosaki Yoshihisa

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ビーチバレーボール界も大会の中止や延期が相次いだ。このままシーズンの幕が開けることなく、夏を終えてしまうのかと思われたが、9月19日、20日と、ビーチスポーツの総合大会『ジャパンビーチゲームズ®フェスティバル千葉2020』(千葉県・稲毛海浜公園)のメイン競技として、ビーチバレー千葉市長杯が行なわれた。

 国内トップのジャパンビーチバレーボールツアーの下部に位置づけされる大会だが、日本ビーチバレーボール連盟主催の公式戦としては、今年初めて開催された大会。そのため、国内の強豪チームがすべて集結し、観戦可能となった(検温、手指消毒、マスク着用が義務づけ)一般のファンが見守るなか、白熱した戦いが繰り広げられた。

 参戦を予定していたワールドツアーが中断し、東京五輪日本代表チーム決定戦も延期となり、3月以降、心身ともに難しい時間を過ごしてきた坂口佳穂(24歳/マイナビ)&村上礼華(23歳/ダイキアクシス)ペアも同大会に出場。6カ月ぶりの公式戦で、どれほどのパフォーマンスが見せられるのか、注目が集まった。

ビーチバレー千葉市長杯に出場した坂口佳穂&村上礼華ペア 今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、試合時間の短縮を図って1セットマッチ(決勝戦のみ、3セットマッチ)で行なわれた。慣れない形式に「いつもとは違う緊張感があった」と坂口は不安を口にしていたが、予選プールDで2連勝を飾って、決勝トーナメント進出を決めた。

 予選プールの第1試合は、本村嘉菜(25歳)&酒井春海(24歳)ペアに21-12で完勝。第2試合では、技術とパワーのある草野歩(35歳)と184cmの長身を誇る橋本涼加(27歳)という実力ペアとの対戦で苦戦も予想されたが、危なげない戦いを見せて21-16で勝利した。