2020.07.22

柳田将洋が期待する日本代表の新星。
プレーは「年齢を感じさせない」

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • photo by Sakamoto Kiyoshi

男子バレー・龍神NIPPONの要
柳田将洋の決意 後編

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 昨年のワールドカップバレーボール(W杯)で、28年ぶりのベスト4という好成績を収めた日本代表。来夏に予定されている東京五輪でのメダル獲得に向け、主将・柳田将洋が感じた手応えと課題とは。さらに、20歳の西田有志に続くブレイクが期待される、若手選手の名も挙げた。

男子バレー日本代表で主将を務める柳田――今年の3月に、東京五輪が延期になったことを聞いた時の気持ちはいかがでしたか?

「その前に、『中止か延期になる』と聞いていたので、ひとまず中止にはならなくてよかったと個人的には思いました。多くのアスリートがそうだと思いますが、東京五輪がなくなってしまうと、目標をどこに置けばいいのかわからなくなりますから。ただ、まだ安心できる状況ではありません。まずは今の危機をどうやって乗り越えていくのかを考え、自覚を持った行動を続けていくことが大事だと思っています」

――延期された1年を、どう過ごそうと考えましたか? 

「来年にオリンピックが開催できたら、そこで周囲の予想以上の結果を出すことが、この1年間を有意義に過ごせたかどうかの証明になる。そのために、(4シーズンぶりに復帰した)サントリーサンバーズでも1日1日を無駄にしないよう練習に取り組んでいます」

――昨年のW杯で28年ぶりに「ベスト4」という成績を残し、ファンの期待も高まっていると思います。それでも、以前お話を伺った際には「満足はしてない」と話していましたが、チームとしてさらに上積みができる部分はどこになるでしょうか。

「これは以前から話していたことではありますが、上位国に対していかにミスなく戦えるか、自分たちと力が同じかそれ以下のチームにどう勝ち続けていくかに尽きると思います。昨年のW杯でも、日本が負けた上位3カ国(ブラジル、ポーランド、アメリカ)との試合では、勝負どころでもったいないミスがありセットを取り切れない場面がありました。