2020.07.22

柳田将洋が語る今と「復帰」の難しさ。
「感覚が違う部分は出てくる」

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari

――日本に戻ってきたことは、代表の活動も見据えて、という部分もあるでしょうか。

「代表でプレーを続けることが大きな目標のひとつなので、それは常に頭の中にあります。日本のリーグでは代表選手たちと切磋琢磨できますし、外国人選手もレベルの高い選手が揃っている。そういった中で揉まれながら、活躍できれば自信になると思っています」

昨シーズンはドイツのユナイテッド・バレーズでプレー photo by Amy――チームメイトには、ロシア代表としてロンドン五輪の金メダルを獲得した、ドミトリー・ムセルスキー選手がいます。柳田選手も「彼からいろいろ学べることも、(サンバーズを選んだ)要因のひとつ」と明かしていましたね。

「そうですね。オリンピックの雰囲気、その中でどういった気持ちでプレーをしていたのかなど、いろんなところに興味があります。代表の試合で対戦したこともありますが、彼ほど身長が高く(218cm)、体もがっちりして威圧感のある選手は、海外のリーグでも少ない。ただ大きいだけじゃなくて、ひとつひとつの動きにもムラがないですね。

 サントリーの練習で、あの高いブロックのプレッシャーを感じられることも大きいです。僕は海外に行く時に『外国人選手と常に対等に渡り合っていきたい』という目標を掲げていましたが、日本でも常にメダリストと練習ができることは、本当に大きな財産です」

――以前から、理想とする選手にパナソニックパンサーズのミハウ・クビアク選手(ポーランド)を挙げていました。彼と同じリーグで対戦できるのも楽しみなのではないでしょうか。

「彼は今も、僕が目標とする選手のひとりです。彼は現代バレーを体現する選手。コートを挟んで何度も対戦することで、彼からもたくさんのことを学べることを楽しみにしています」