ドイツバレー界で大暴れの柳田将洋。「これが全日本でも生きてくる」 (3ページ目)

  • 中西美雁●文・撮影 text & photo by Nakanishi Mikari

――過密な日程の中、オフはどんなことをして過ごしていますか?

「アウェーで試合した翌日は基本的に何もしません。試合を終えて帰宅するのが深夜になってしまうので、オフは昼ぐらいに起きて、炊事洗濯をしていると1日が終わっちゃう感じです。ホームゲームの次の日は、遠くに出かけることもありますね。シュツットガルトやフランスのストラスブールに行ってみたり。さらに余裕ができたら、ドイツの街を観光したいです」

――昨年のクリスマスは、同じブンデスリーガでプレーする大竹壱青選手と一緒に過ごしたそうですね。

「そうですね。クリスマスマーケットが終了するまでに、『ミュンヘンに行きたい』と思っていたので。すごくリフレッシュできましたよ。(ミュンヘンが)日本男子バレーが五輪で唯一の金メダルを手にした地であることは......言われるまで忘れていましたが(笑)。

 壱青とはお互いにホームとアウェーを行き来しているので、普段は休日が合うことが難しいですね。なので、顔を合わせるのは試合の時ぐらいですが、ときどき連絡を取って互いの現状を報告し合ったりしています」

――イタリアにいる石川祐希選手とも連絡を取りますか?

「電話でお互いの近況報告をしたり、イタリアのリーグの情報を聞いたりしています。(自身が海外に挑戦したことで)比較の対象になったので、よりイタリアのバレーが気になるようになりました。細かいところも教えてくれるので、祐希と電話で話す時間は貴重です。僕が日本にいたときは時差を気にしていたんですが、ドイツに来てからは気兼ねなく電話ができるようになりました」

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