2016.06.21

【男子バレー】東京五輪に向けスタートした全日本に光は見えたか

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  坂本 清●写真 photo by Sakamoto Kiyoshi

「NEXT4」の一員だった高橋健太郎が代表に復帰 オリンピック最終予選(OQT)から、まだ2週間も経たないうちに、ワールドリーグ2016が6月17日から19日にかけて大阪中央体育館で始まった。この大会は、参加36カ国を3つのグループに分けて転戦し、グループ内の国々と試合をして順位を決める。賞金大会なので本気で優勝を狙っていくチームもあれば、若手の育成にあてるチームもある。五輪出場権を逃した全日本男子にとっては、もちろん若手の育成が目的となる大会だ。2020年東京オリンピックに向けて、リオ五輪出場チームに先駆けて一足早くスタートを切ったと言える。

  ただ、メンバーはOQTに出場した選手とあまり変わらなかった。南部正司監督によると、FIVB(国際バレーボール連盟)の規定で、直近の大会から10名を残すことが決まっているという。OQTは14名で戦ったので、4名しか変更ができないことになる。南部監督は、ベテランの富松崇彰、酒井大祐、福澤達哉をはずし、星野秀知(25)、高橋健太郎(21)、小野寺太志(20)、渡辺俊介(28)を入れた。

 試合はフィンランドにストレート勝ち、キューバにフルセット負け、韓国にストレート勝ちの2勝1敗に終わった。最初の2試合は高橋をスタートで攻撃専門のオポジットとして使ったが、いずれも相手にリードを許す展開となり、清水邦広を投入して挽回せざるを得なかった。3試合目、高橋の出場はワンポイントブロックのみ。肩の調子が悪く、打数を増やせないということで清水がフルで出場した。