【男子バレー】中垣内祐一がエール。「W杯で負けグセをつけるな!」 (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari

――では、今大会、全日本男子は何勝できると思います? もしくは何勝くらいしてほしいと思われますか?

中垣内 それも難しいな。男子は女子と違って、アフリカ勢やランキング下位の国といえども、安全パイとは言えない。こういう大会で良いプレーをしたら、国外のリーグからスカウトが来るから、モチベーションも高い。自分が経験してきたことから言えるのは、どの試合も気を抜かず最後まで戦い抜かなければならないということだけだね。

――ちなみに若手4選手を「NEXT4(※1)」というユニットで売り出しているのはご存じかと思いますが、この売り出し方についてはどうお考えですか。
※1 南部正司全日本監督が命名した、次世代の男子バレーを担う石川祐希(中大)、柳田将洋(サントリー)、高橋健太郎(筑波大)と山内晶大(愛知学院大)のユニット

中垣内 その4人についてはすごく注目も集められるだろうし、本人たちのモチベーションも上がると思うけれども、チームの中で、それ以外の“ミドルエイジ5”だったり、“ジジイ4”だったり。あっ、今言った数は適当だから。そういった他の選手たちにも目を向けてほしいし、若手でも、たとえば出耒田(できた)(敬・堺)だって、深津(英臣・パナソニック)だってネクスト。もっと言うなら東京を狙える10代から20代前半の選手は、みんなネクストなんだよ。選手本人たちも、みんなそう思ってやってほしいし、見る人たちにも4人だけではないネクストジェネレーションの選手たちにも注目してほしい。

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