2015.02.04

【男子バレー】タフになった19歳・石川祐希。「リオでメダルを」

  • 中西美雁●文・写真 text & photo by Nakanishi Mikari

――16年ぶりに出場した2008年の北京五輪では、「出場する」ことだけで燃え尽きちゃったところがありますが、そこに目標を置くのではなくて......

石川 その先の東京五輪もありますけど、やっぱり目の前にあるのはワールドカップだったり、リオ五輪なので、それに向けてベストを尽くしていくのが、今の自分たちがやるべきことだと思っています。まずはワールドカップで、一番を目指す。常に目標は高くしないと、モチベーションやプレイの質が上がっていかないので。そういう状況で、バレーボールを楽しんでやっていこうと思います。

――いろいろな選手にインタビューをしてきて、若手だと、リオはともかく東京五輪で頑張りますという選手もいる中で、リオに向けて強い意気込みが聞けて、とても頼もしく思います。

石川 周囲は「東京五輪で頑張って欲しい」と思うのでしょうが、東京でやるからではなくて、目の前の試合を、ただ勝つということに集中したい。負けていい試合なんて絶対ないと思うので。どんな試合でも、常に上を目指してやらないといけない。リオもワールドカップも応援してくれる人は絶対いるし、それに何かしらで関わったりする方も大勢いる。お金も当然たくさんかかっていますよね? それらを無駄にするような考え方はしたくない。いろんな人のためでもあって、それは自分のためでもあるので、常に全力で臨みたいと思っています。

 石川はこのインタビューの数日後、アウェーでのモンツァ戦で念願のフル出場を果たし、ストレートで勝利をおさめた。3セット75点中14得点し、アタック決定率62%、最後も石川の得点で締めた。

チームにも慣れて、試合出場の機会も増えてきた石川

石川 モンツァ戦では、レフトの選手が故障して他にいなかったので、自分が出なければならない状態で『やるしかない!』という思いで臨みました。初めてフル出場して、単純に楽しかったです。良いプレイもありましたけど、悪いプレイも目立っていたと思うので、評価はそれほどよくないかなと。ですが、思い切りプレイできて、試合を楽しめたので、その点はすごく良かった。もっともっと、ここでレベルアップしていきたいです

 大学を卒業したらまた海外でプレイしたい、卒業する前に、来季もまた留学の話があればぜひ来たいと力強く話した石川。体も心も短期間でたくましくなっている。この貴重な経験を全日本でのプレイに活かしてもらいたい。

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