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錦織圭がジャパンOPで好発進。
杉田祐一との初対決には「緊張した」 (3ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

 昨年は、右手首のけがによって戦線離脱していたため、ジャパンオープンを欠場した錦織だけに、今大会への意気込みは例年にも増して大きい。

「昨年プレーできなかった分、今年は楽しみにしていました。日本でプレーできる機会は少ないですし、今調子が上がってきて、いいテニスができるようになってきたので、できれば優勝目指してがんばりたいと思います」

 また、今年のジャパンオープンは、会場である有明コロシアムと有明テニスの森公園が、2020年東京オリンピックに向けた改修工事のため、今年だけ武蔵野の森総合スポーツプラザに移して、インドアハードの大会として行なわれる。1987年から有明で開催されてきたので、今年は趣(おもむき)が例年と異なっている。

「有明でプレーしないのは、ちょっと違和感がありますし、楽天オープンじゃないような気も若干あります。でも、(武蔵野の森も)すごくいいセンターコートですし、会場もすごく過ごしやすいので、慣れればこの場所もいいかなと思います」

 USオープンでベスト4という大きな結果を残した後、気持ちがさらにポジティブになり自信のついた錦織は、年間成績上位8人しか出場資格が得られないツアー最終戦のATPファイナルズへの2年ぶり4度目の出場を、シーズン後半の一番の目標に置いて邁進している。

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