同期4人が語る女子テニスの世界。「夜もひとりなら...泣きそうになる」 (6ページ目)

  • 内田暁●取材・文 text by Uchida Akatsuki
  • 94年組の皆さん●写真

加藤 でもほんと、ダブルスの練習はよくやった。

穂積 やった、やった。

尾崎 めっちゃ走った......。

加藤穂積 めっちゃ走ったーー!

加藤 すーっごい走った。

尾崎 なんぼ走んのって。

穂積 『45・15』ねー。45秒走って15秒のレスト(休憩)を何本かやって、それで1セット。2分休んで、また1セット。しかも、1本ずつ走る距離が伸びていくんですよ。

── でもそのときの合宿があって、今の皆さんの活躍があるんですね。では、最後におうかがいします。やはり皆さんの世代だと、東京オリンピックという話題が出てくると思います。意識はしますか?

穂積 それは出たいです。

二宮 もちろん出たいです。

加藤 日本人ならね。

── 尾崎さんは?

尾崎 えっ!? 出たいです。そんな微妙な顔してましたか?

── 多少(笑)。ベタな質問になりますが、そうやって同じ目標に進んでいくなかで、同期がいるというのはよかったですか?

穂積 よかったです。私はよかった。

尾崎 うん。

二宮 そう思います。

加藤 私もよかった。テニスもひとり、夜もひとりだったら......泣きそうになる(笑)。

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