2016.11.19

わき腹痛、過密日程……
ギリギリの錦織圭が宿敵ジョコビッチに挑む

  • 神 仁司●文・写真 text & photo by Ko Hitoshi

チリッチに逆転負けを喫した錦織圭 ATPワールドツアーファイナルズ6日目・ラウンドロビン(総当たり戦、以下RR)3試合目。第5シードの錦織圭(ATPランキング5位、11月14日付け、以下同)は、第7シードのマリン・チリッチ(7位)に6-3、2-6、3-6で敗れて、RRを1勝2敗で終えた。

 だが、錦織の試合の前に第1シードのアンディ・マリー(1位)が、第3シードのスタン・ワウリンカ(3位)にストレートで勝利を収めた時点で、「ジョン・マッケンローグループ」では、1位通過がマリー、2位通過が錦織という順位で準決勝進出者が確定していた。仮に錦織が負けて、成績が1勝2敗で並んでも、錦織はワウリンカに直接対決で勝っているうえに、セット勝率でも上回るため、RRを突破することができた。

 錦織にとっては、2年ぶり2度目のツアーファイナルズでの準決勝進出となったが、チリッチに負けた直後だけあって、ベスト4の選手とは思えないような浮かない表情だった。

「ん~、今は何とも言えないですね。2敗しているので……。あまり考えないようにして、明日戦うだけです」

 チリッチ戦でもそうであったが、RR2戦目のマリー戦のときから、錦織は左わき腹にテーピングをしてプレーをしていた。さらに遡れば、ツアーファイナルズ開幕直前の練習でも、左わき腹に手をあてる場面が見られた。錦織本人からのコメントはないが、状態が万全ではないことがうかがえた。