心は熱いクールビューティー。ソフトテニス日本代表・平久保安純 (4ページ目)

  • たかはしじゅんいち●文・撮影 text & photo by Takahashi Junichi

「私はテニスを通して成長してきました。ジュニアの頃、絶対に最後まであきらめないということ、できないことでも自分で工夫してやってみることを教わりました。テニスをやっていたお陰で色々な国で試合をすることもできました。自分がいかに恵まれた環境でテニスをできているかをとても実感しています。日本では当たり前であることが外国では当たり前ではないことが多く、自分の生活を見直すきっかけにもなりました」

 実質的なプロ制度がある韓国と違い、日本では大学卒業後は実業団に入り、仕事をしながらプレーを続けるケースが多い。大学で結果を出している平久保が、学生ソフトテニスの先に見据えるのは、どのような未来なのか。

「人生の目標は模索中ですが(笑)、ソフトテニスを通して色々なことを学んできたので、これからも周りへの感謝の気持ちを忘れないで人間として成長していきたいです。そして選手としては、2015年の世界大会は準優勝だったので、今年のアジア選手権大会は優勝したいと思っています」

 プレースタイルや容姿でクールなイメージを持たれているが、内面には熱い闘志を秘めた平久保は、まもなく第8回アジアソフトテニス選手権(11月16日〜20日、千葉県・フクダ電子ヒルスコート)に出場する。国際大会は韓国勢がタイトルをほぼ独占しているが、ぜひ今年はその勢力図に風穴をあけてもらいたい。

■Beautiful Woman(4)「ジュニア世界一の女横綱」野崎舞夏星はこちら>>

■Beautiful Woman(3)「ぐるぐる回る競技のアイドル」堀口文はこちら>>

■Beautiful Woman(2)「水中最速のマーメイド女子大生」藤巻紗月はこちら>>

Beautiful Woman(1)「アルティメットの円盤美女」田村友絵はこちら>>

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る