錦織圭がマリーに劇勝。
「もう勝てない相手はいない」ことを証明 (2ページ目)
第2セット第7ゲーム40-30の場面で、降雨によって約20分の中断があり、センターコートの屋根が閉められた。錦織にとっては中断中にコーチたちと話す機会ができ、恵みの雨となった。
「屋根が閉まってから、圭はよりポイントをコントロールしてきた。リターンが少しずつよくなり始めて、僕より少しベースラインの近くでプレーして、ボールを打ってきたので、より走らされた」(マリー)
リズムを取り戻し始めた錦織がベースライン付近からストロークを打ち、特にフォアハンドストロークで主導権を握ると、マリーはベースライン後方2~3mに下がらされ守勢に回った。こうしてネット近くにできたスペースに、錦織はタイミングよくドロップショットを放ち、マリーを前後に揺さぶった。
「ミスがなくなってきて、セカンド(セット)を取って、ちょっとずつよくなり始めてから、かなり自信をもってプレーをした。3セット目を落としても、いつかチャンスはまた来ると思ってプレーはしていたので、2、3セット目ぐらいからかなり自分を信じてプレーできていました」(錦織)
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