錦織圭、マイアミOP準優勝。王者ジョコビッチに勝つ術はあるのか (4ページ目)
26歳の錦織が、ジョコビッチに近づくためには、時間が必要だろう。2016年シーズンは手に負えないかもしれないが、ジョコビッチの無敵のような強さも永遠には続かない。もちろん最低限、錦織は今の高いレベルのテニスは保たないといけないし、ボッティーニコーチが言うように、大舞台で王者に対して屈しないような、さらに強いメンタルを身につけなければならない。
「あれだけ強いし、今のところ誰も攻略できていない。いつかは変わってくると思うので、その時を楽しみにしています」
こう話す錦織が、決勝の舞台でジョコビッチと対戦したのは、今回が初めてだったが、マイアミでの敗戦を糧にして、今後どれだけ強くなっていけるだろうか。4月下旬のATPバルセロナ大会から6月上旬のローランギャロスまで続くヨーロッパクレーシーズンでのプレーまで、その答えを待たなければならない。
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