2013.11.02

【テニス】「一番いい年だった」。
錦織圭が見据える頂点への道のり

  • 神 仁司●取材・文 text by Ko Hitoshi photo by Ko Hitoshi

 錦織圭は、ATPマスターズ1000・パリ大会の3回戦で敗れ、2013年シーズンを終えた。

 マスターズは、テニスの4大メジャーであるグランドスラムに次ぐグレードの大会で、トッププレイヤーは全員出場を義務付けられており、ATPランキング19位(大会時)の錦織は、ノーシード(シードは16人)での戦いになった。だが、「別にそんなには深く考えていないです。今置かれている状況でやるだけです」と意に介さなかった錦織は、初戦をストレートで勝利した。

2013年シーズンを戦い終えた錦織圭。最高順位は11位だった 2回戦では、第8シードのジョー・ウィルフィールド・ツォンガ(9位)に、2回のマッチポイントを握られながらも、1-6、7-6、7-6の大逆転勝ち。試合中、左ひざの治療を受けた錦織だったが、足にけいれんを起こしていたツォンガを振り切り、トップ10プレイヤーからの今季2勝目を挙げた。

 このパリ大会で2年連続のベスト16へ進出した錦織は、3回戦で過去3戦3敗の第9シードのリシャール・ガスケ(10位)と対峙。だが、錦織は精彩を欠き、ダブルフォールトを7回も犯し、本来得意なはずのリターンでは、ガスケのファーストサーブに対して、19%しかポイントを獲得できず、3-6、2-6で敗れた。

「アンフォースドエラーが多すぎた。いいフィーリングが今日はなかった。(ガスケの)仕掛けがうまくて、油断できなかったし、大事なところでサーブやストロークを決められた。(自分の)サーブが安定していないので、ファーストサーブの確率を上げて、セカンドサーブを振り切れるようにしたい」