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日本代表55キャップの松島幸太朗が「海外」を知った夏合宿 「こういうプレーもあるのか」まったく違う文化に刺激 (4ページ目)

  • 齋藤龍太郎●取材・文 text by Ryutaro Saito

【4度目のワールドカップ出場は?】

 ラグビーワールドカップの直近3大会に連続出場している松島は、現時点では日本代表のメンバーに名を連ねていない。松島は最後に代表への思いを口にして、インタビューを締めくくった。

「(代表復帰は)自分次第ですね。自分次第で状況は変わると思っていますので、そのためにも自分らしいプレーにこだわってやっていきます。その先にチャンスがあれば、迷わず狙っていきたいです」

 桐蔭学園時代にそのラグビースタイルの虜(とりこ)になったオーストラリアの地で、2027年10月1日から第11回ラグビーワールドカップが開催される。松島が自身4度目のワールドカップ出場を目指すことは、貴重な「夏合宿」への原点回帰であり、輝かしいラグビーキャリアの集大成を世界に示す、新たな旅の始まりでもある。

 あらためて世界での躍動を誓う松島幸太朗のプレーやメンタリティには、おそらく桐蔭学園でしか得られなかった経験の数々が今なお生き続けている。

(了/文中敬称略)


【profile】
松島幸太朗(まつしま・こうたろう)
1993年2月26日生まれ、南アフリカ共和国プレトリア出身。身長177cm、体重87kg。ポジション=フルバック、ウイング。13歳でラグビーを始め、桐蔭学園高(神奈川)では全国高校ラグビーで準優勝と両校優勝を経験。卒業後は南アフリカのシャークス・アカデミーで腕を磨き、2014年に日本代表デビュー。通算55キャップ。2015年、2019年、2023年のワールドカップに3大会連続出場。2019年大会のロシア戦ではワールドカップにおける日本代表選手初のハットトリックを達成し、初のベスト8進出に貢献。2017-18シーズンのトップリーグMVP。フランス1部のASMクレルモン・オーヴェルニュでも2季プレーし、2022年に東京サントリーサンゴリアスへ復帰。

著者プロフィール

  • 齋藤龍太郎

    齋藤龍太郎 (さいとう・りゅうたろう)

    編集者、ライター、フォトグラファー。1976年、東京都生まれ。明治大学在学中にラグビーの魅力にとりつかれ、卒業後、入社した出版社でラグビーのムック、書籍を手がける。2015年に独立し、編集プロダクション「楕円銀河」を設立。世界各地でラグビーを取材し、さまざまなメディアに寄稿中。著書に『オールブラックス・プライド』(東邦出版)。

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