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ラグビー・松島幸太朗が語る桐蔭学園の夏合宿 夜は「藤原先生が怖くて」羽目を外せなかった (4ページ目)

  • 齋藤龍太郎●取材・文 text by Ryutaro Saito

【夏合宿に取り組む中高生にエール】

 現在も桐蔭学園は花園3連覇の真っ最中だ。指導を続けている藤原監督のコーチングが今もその強さを支えていると、松島は考えている。

「個人のスキルも必要ですが、ラグビーは規律がなにより大事です。ひとつのペナルティで流れが変わります。ペナルティに限らず細かい規律の面を徹底してきたことが、今の結果に表われているのかなと思います」

 厳しい夏合宿に取り組んでいる最中の中高生にも、励ましを込めて助言を送る。

「自分たちが強くなるために合宿をしている──と理解しながら取り組むことですね。終わったあとには絶対に達成感が出てくると思うので、今の学生たちには『自分たちは何を目指しているのか』を考えながら取り組んでほしいです。

 やはり目標を設定することと、その目標に向かってやっていくことが非常に大事です。自分たちがなぜこうして合宿をしているのか、それを考えながらやれば、必ず乗り越えられると思います。あとは気合いですね」

(つづく/文中敬称略)

◆松島幸太朗・後編>>オーストラリアの夏合宿「こういうプレーもあるのか」


【profile】
松島幸太朗(まつしま・こうたろう)
1993年2月26日生まれ、南アフリカ共和国プレトリア出身。身長177cm、体重87kg。ポジション=フルバック、ウイング。13歳でラグビーを始め、桐蔭学園高(神奈川)では全国高校ラグビーで準優勝と両校優勝を経験。卒業後は南アフリカのシャークス・アカデミーで腕を磨き、2014年に日本代表デビュー。通算55キャップ。2015年、2019年、2023年のワールドカップに3大会連続出場。2019年大会のロシア戦ではワールドカップにおける日本代表選手初のハットトリックを達成し、初のベスト8進出に貢献。2017-18シーズンのトップリーグMVP。フランス1部のASMクレルモン・オーヴェルニュでも2季プレーし、2022年に東京サントリーサンゴリアスへ復帰。

著者プロフィール

  • 齋藤龍太郎

    齋藤龍太郎 (さいとう・りゅうたろう)

    編集者、ライター、フォトグラファー。1976年、東京都生まれ。明治大学在学中にラグビーの魅力にとりつかれ、卒業後、入社した出版社でラグビーのムック、書籍を手がける。2015年に独立し、編集プロダクション「楕円銀河」を設立。世界各地でラグビーを取材し、さまざまなメディアに寄稿中。著書に『オールブラックス・プライド』(東邦出版)。

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