ラグビー日本代表12年ぶりウェールズ撃破 抜擢された石田吉平が躍動「一生、記憶に残るファーストキャップ」 (3ページ目)
【史上4人目の選手になれるか】
1週間後の7月12日には、ウェールズとの第2戦がある。舞台はノエビアスタジアム神戸。兵庫県尼崎市出身の石田にとって、大金星を掲げての地元凱旋だ。
「(第1戦に)勝ったのはうれしいですが、個人のパフォーマンス的にはすごく悔しい。来週は生まれ育った街で成長した姿を見せられるようにがんばりたい。いい形でボールもらって、どんどんランしていきたい」
オリンピックとワールドカップの両方に出た日本代表選手は、過去に3人しかいない。WTB福岡堅樹、WTBレメキ ロマノ ラヴァ、FB藤田慶和だ。
史上4人目の選手となるべく、「和製コルビ」石田吉平は15人制の新エースランナーとして研鑽を重ねていく。
著者プロフィール
斉藤健仁 (さいとう・けんじ)
スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。
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