ラグビー日本代表「超速アタック」はオールブラックスにも通用した キーマンは新9番 (4ページ目)
【欧州遠征で先発の座を勝ち取るのは?】
6月から試合出場を重ねて、すでに7キャップ。藤原は今、多くのことを吸収している。
「すごくハイレベルなところでプレーできて、(試合後に)もっとこうしたらよかったなあ......と課題が見つかって、すごく成長につながっていると思います!」
来月は欧州遠征を敢行し、敵地でフランス(世界4位/11月10日)やイングランド(世界5位/11月25日)といった世界トップクラスにチャレンジする。
「やることは(強豪国に対して)アタックもディフェンスも変わらない。やらないといけないことをまず信じて、どういう状況でもやり続けるのがジャパンの強み。自分の役割を理解しながら、チームでやることを明確にして、みんなを鼓舞して勝ちにいきたい」
攻守でチームを引っ張る存在になりつつある藤原は、同じポジションを争う齋藤と切磋琢磨しながら「超速ラグビー」をドライブしていく。
著者プロフィール
斉藤健仁 (さいとう・けんじ)
スポーツライター。 1975年4月27日生まれ、千葉県柏市育ち。2000年からラグビーとサッカーを中心に取材・執筆。ラグビーW杯は2003年から5回連続取材中。主な著書に『ラグビー『観戦力』が高まる』『世界のサッカーエンブレム完全解読ブック』など多数。
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