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「無名高校、無名大学出身の夢を背負って」異色の経歴でブレイクした竹内柊平は「ラグビーワールドカップ3回出場」を目指す (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

 ただ、当たり前ですが『まだ(日本代表のコーチ陣から)信頼されていないな』とも感じています。だからワールドカップまでに、彼らから信頼を勝ち取るしかない。7月〜8月の代表戦では絶対にスタメンで出て、世界相手に通用することをジェイミー(・ジョセフHC)と(スクラムコーチの長谷川)慎さんにわかってもらうしかないと思っています」

── 昨秋のヨーロッパ遠征を経て、ジェイミー・ジョセフHCと長谷川慎スクラムコーチから何か言われましたか?

「日本代表のコーチ陣とは定期的にzoomでミーティングを行なっています。自分のプレーやスクラムの映像を見ながら、話していく感じですね。どうしてもPRとしての経験が少ないので、一番の課題はスクラムだと思っています。

 一方、フィールドプレーは評価していただいています。ジェイミーとミーティングをした時も『目の前のプレーじゃなく、次のプレーで何が起きるかを予測して次の動きに入れ』とアドバイスをいただきました」

── 長谷川コーチからは、スクラムのどのあたりを指導されているのですか?

「言われているのは『心地のいいところでしか組めないPRはダメ』だと。ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、ヨーロッパの強豪国と戦う時、日本代表は常に体重の重い相手選手と対峙することになります。だから、自分がきつい姿勢でもすごくいい(スクラムを組む前の基本姿勢である)セットアップができるようにしなければならない。

 慎さんのスクラムは、すごくディティールが細かい。どれかひとつでもできなかったら、慎さんのスクラムはできない。バインド(相手を掴むこと)ができなかった時にバインド前のセットアップやクラウチ(腰をかがめること)の姿勢はどうだったかなど、そうやって立ち返って組めるのが慎さんのスクラムだと思うので、自分で課題をすぐ解決することはできます」

── 日本代表予備軍「NDS」でスクラムを指導していた斉藤展士コーチが浦安D-Rocksでスクラムコーチをしていることも大きいのでは?

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