2022.05.18

ラグビー初代リーグワン王者を目指す4人の韋駄天。1年半後のワールドカップで「ポスト福岡」の座に就くのは?

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 2022年1月から装い新たに始まったラグビーの新リーグ「リーグワン」。ディビジョン1に所属する12チームはレギュラーシーズン16試合を戦い抜き、そのなかの上位4チームがプレーオフに進出した。5月21日・22日にリーグ戦1位と4位、2位と3位がプレーオフ準決勝で対戦し、決勝は5月29日に国立競技場で行なわれる。

S東京ベイが誇る韋駄天WTB根塚洸雅S東京ベイが誇る韋駄天WTB根塚洸雅 この記事に関連する写真を見る  準決勝に駒を進めたのは、トップリーグ最多タイの優勝5回を誇る東京サントリーサンゴリアス(東京SG/リーグ戦1位)、最後のトップリーグを制した埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK/2位)、強力なFWを武器とするクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ/3位)、そして2009年度以来の頂点を目指す東芝ブレイブルーパス東京(BL東京/4位)の4チーム。

 5月21日に東京SG対BL東京の「府中ダービー」、翌22日に埼玉WK対S東京ベイが激突する。両試合とも見どころは多いのだが、今回はトップ4に残った強豪の「韋駄天」たちに注目してみたい。

 まず紹介したいのは、昨年3月に大学を卒業したばかりにもかかわらず、今季10試合に先発して4トライを挙げたS東京ベイのWTB(ウィング)根塚洸雅(ねづか・こうが/23歳)だ。

 兵庫県尼崎市生まれの根塚は東海大仰星→法政大で鋭いランを見せ、高校代表やU20日本代表などで脚光を集めてきた。今年は1シーズン目ながら22回のラインブレイクを記録し、日本代表や世界のトップ選手を差し置いて「ベストラインブレイカー」の個人タイトルを獲得した。

 今季いきなり活躍できた要因について、根塚はこう自己分析する。

「最初の一歩の仕掛けるタイミングや、相手との間合いをすごく気にしています。カウンターでは(前に立つ選手がFW選手という)ミスマッチがあったら思いっきり勝負しようと決めているので、それが結果につながっているのかな」