福岡堅樹、21歳の分岐点。
2019年W杯までつながるスコットランドとの縁 (5ページ目)
「(南アフリカ代表戦では)23人に入れなかった。その(悔しい)思いをぶつけたい」
福岡は闘志を秘めて、自身初となるワールドカップの試合に臨んだ。
しかし、南アフリカ代表戦から中3日ということもあり、日本代表の調子は上がらず。福岡自身もトライを挙げることができず、10−45で大敗を喫した。
残りの2試合、福岡は再びベンチ外へ。福岡にとって初めてのワールドカップは、スコットランド代表戦のみの出場に終わった。不完全燃焼だった。
そして迎えた2019年ワールドカップ。日本代表はまたも、スコットランド代表と同じ組となった。
10月13日、福岡にとって3度目の対戦となった場所は神奈川・横浜国際総合競技場。予選プールの最終戦で相まみえることとなった。しかも、日本代表はスコットランド代表に勝利すれば初のベスト8進出という、まさに大一番。
6年前は10分間で2トライ。4年前はノートライ。果たして3度目の対戦では、前半40分と後半3分にトライをゲットして再び爆発。福岡の圧倒的なスピードが、日本代表初の決勝トーナメント進出に大きく寄与した。
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