オールブラックスのスタンドオフは日本が好き。とんこつラーメンが好き (2ページ目)

  • interview & text by Yuko Nobe
  • photo by Teppei hoshida

木梨憲武さんが手がけたアート。ボーデン・バレット選手のプレースキックのシーンをダイナミックに表現している 木梨憲武さんが手がけたアート。ボーデン・バレット選手のプレースキックのシーンをダイナミックに表現している ───ご家族といえば、今回は弟のスコット選手とジョーディー選手も一緒にオールブラックスのメンバーとして来日しました。バレット選手が育ったところはどんなところなんでしょうか。

僕が育ったタラナキという町は、東京のような都会に住んでいる人からすれば想像もつかないようなところだと思います。空が高くて、広い道路が横たわっていて、その脇には農場が広がっていて、あちらこちらに牧草が積んであって......何にもないんです。学校へ行くにもどこへ行くにも走っていました。いつでも裸足で走り回っていました。

ただボール遊びをするのには十分な広さがあって、それにたくさんの兄弟、従兄弟たちもいたので、僕たち兄弟は、子供の頃はそんな毎日を過ごしていて、それで自然とラグビーに必要な脚力だったり、体だったりが身についたんじゃないかと思っています。だから、ラグビー選手の僕らとしてはタラナキで生まれ育ったことは、非常に恵まれていた環境で幸せだと思っています。

───ご両親はどんな方なのでしょうか?

2人ともとても愛情深く僕ら兄弟を育ててくれていたと思います。父はいつも笑顔で冗談が好きな明るい人です。母もとてもおおらかというか、僕らの意思を受け入れてくれて、そして誰よりも見守って応援してくれています。今回も日本まで見に来てくれます。きっとスタジアムで熱く声援を送っている僕の家族の姿を、皆さんもどこかで見かけるかもしれないですね。

───そんなバレット選手のワールドカップでの活躍を期待しています。最後に日

本や世界のファンの皆さんにメッセージをお願いします。
来日するたびに、温かいサポートを感じています。日本でワールドカップを戦えることをうれしく思っています。最高のオールブラックスのラグビーを皆さんの前で披露することができるよう頑張りたいと思うので、是非、応援してください!

【プロフィール】
ボーデン・バレット
1991年生まれ。2016年、2017年の2年連続ワールドラグビー最優秀選手賞に輝いたオールブラックスの司令塔。ゲームコントロールだけでなく、ランとキックのスキルにも長けており、トライを取る能力も高い。5兄弟と3姉妹の大家族で、LOスコット、万能BKのジョーディーとともに今回のワールドカップに出場する。

アートプロジェクト「#CreatorsUnite」

「adidas」「ALL BLACKS」そして木梨憲武さんをはじめとする国内外で活躍するクリエイターたちのコラボレーションを通じて、日本を舞台に行われるラグビーの祭典を盛り上げるアートプロジェクト。下記URLにてオンラインで公開される。また、東京を舞台に数々の「予想外」な場所にアートが出現し、このプロジェクトを盛り上げる。https://adidas.com/CreatorsUnite

にわかファン限定 ラグビー応援ウェブマガジン「楕円球LOVE!」はこちら>>

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る