【ラグビーW杯】決勝トーナメント開幕。因縁の対決を制するのは? (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji  photo by AFLO

 知将マイケル・チェイカHCが率いる今大会のオーストラリア代表は、まったく隙がないと言っていい。FLマイケル・フーパーやCTBマット・ギタウを筆頭に、どのポジションも選手層が厚い。一方のスコットランド代表は、主軸のHO(フッカー)ロス・フォードとLOジョニー・グレイが予選プール最終戦で危険なタックルを犯して3試合の出場停止となり、決勝トーナメントのフィールドに立つことができない。SHグレイグ・レイドロー主将を中心に、どこまで粘りを見せることができるか。

 準決勝のカードの戦前予想は、「南アフリカ代表対ニュージーランド代表」「アイルランド代表対オーストラリア代表」が多くを占めている。個人的には、ウェールズ代表とアルゼンチン代表の奮闘に期待したい。ちなみに、エディー・ジョーンズHCの決勝予想は、「ニュージーランド代表対オーストラリア代表」だ。

 2015年のラグビーワールドカップも、残り8試合(3位決定戦含む)――。ここからは、負けたら終わりの一発勝負が始まる。さぁ、心ゆくまで「楕円球の祭典」を楽しもう。

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