町田瑠唯×志田千陽「パートナーとケンカしない?」「全然ありましたよ。ただ、私生活においてはないです」 (2ページ目)
【パートナーがいると喜びも2倍】
町田 私も気持ちが折れたことはないですね。でも、一番イヤなのはバスケットができないことなので、ケガをして長期離脱した時はモヤモヤした気持ちになります。
志田 たしかに、プレーできないのが一番きついんですよね。
町田 でも、逆に「絶対に強くなって戻ってやる!」って気持ちになるので、結局プラスなんですよね。メンタルの維持として考えるのは、うまくいかない時や悩んでいる時期って「バスケットを楽しんでいない」ということだから、そうなったらシンプルにバスケットを楽しもうという気持ちで練習や試合をやるようにしています。
── おふたりともパートナーやチームメイトとともにプレーする競技ですが、個人競技に憧れたことはないんですか?
町田 憧れはなかったですね。というか、自分に自信がなくて、ひとりでなにかをやるって感覚がなくて、「チームでプレーするから楽しい」みたいな感じなんです。自分のためだけにやるのが苦手なところはあるかもしれない。
志田 ああ、自分のためだけにがんばるのって難しいですよね。
町田 だから個人競技にはたぶん、向いていないと思うんです。
志田 私はシングルスよりダブルスをずっとやりたいと思っていたんです。日本の女子ダブルスはお家芸というかオグシオ(小椋久美子・潮田玲子)さんを小学生の時に見て憧れたので、いつかはダブルスをやるんだって思ったんです。
もちろんシングルスも経験はあるんですけど、やっぱり自分のためにがんばるのって限界があって、パートナーがいると、苦しい時はふたりで共有できるし、喜びも2倍になる。ダブルスならではの難しさっていうのは確かにあるんですけど、ふたりで結果を残したうれしさはあります。
たぶん性格上、シングルスをやっていたら、ここまでの結果は残せていないと思います。そうだ、町田さんに聞きたいことがあるんですよ!
町田 どうぞ、何でも聞いてください。
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