Tリーグチェアマンが語る2年目の改革。
選手の出身地で試合をする狙い (3ページ目)
創設者の松下チェアマンが、2シーズン目の抱負を熱く語った
――運営上の数字面で昨シーズンを振り返ってみていかがでしょうか?
「これは感覚的な部分もありますが、リーグが後半に進むにつれて明らかにマスメディアへの露出が増えてきたんですね。その結果の一つが、リーグファイナルでした。女子で優勝した日本生命レッドエルフの選手に関しては、民放テレビ局の生放送に出演して、多くの時間を割いて放映をしていただきました。
私どもの調べでは、これらの露出の広告換算価値として473億円という計算が出ています。この数字に関しては1年目としては上々でしょう。認知度が向上していく中でサポートしていただける企業も増え、運営面に関しても少しずつ整ってきています」
――運営面でJリーグやBリーグといった他のリーグから参考にしている点はありますか?
「Jリーグの村井満チェアマン、Bリーグの大河正明チェアマンにはよく相談させてもらっています。とくに同じアリーナスポーツのBリーグさんからは学ぶことが多い。それは運営も含めてですが、選手の引退後のセカンドキャリアに関してもそう。アスリート達の引退後の受け皿となるための仕組みづくりも意見交換をさせてもらっています」
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