2018.03.27

石川佳純、苦手な韓国カットマンを撃破。
次は世界卓球で中国勢に勝つ

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Itaru Chiba/AFLO

 日本の女子卓球陣にとって、ドイツは縁起のいい国だ。3月25日まで行なわれていたドイツオープンでは、女子シングルスで石川佳純が、女子ダブルスで伊藤美誠(みま)・早田ひな組がそれぞれ優勝を飾った。ドイツオープンは「ワールドツアー・プラチナ」と呼ばれる世界を転戦する上位ツアー全6戦のうちのひとつ。3選手は過去にもこのドイツオープンや、ドイツで開催された世界選手権で優勝を経験している。

ドイツオープン女子シングルス決勝で徐孝元(韓国)を破り優勝した石川佳純 シングルスで優勝した石川佳純は、2010年ドイツオープンのダブルスと、2017年にデュッセルドルフで行なわれた世界選手権のミックスダブルスで優勝している。

「ドイツは私にとって本当にラッキー、運がいい場所。世界選手権でも去年ミックスで優勝できましたし、雰囲気も大好きで、今回もすごく楽しみにして来たので、いいプレーができてよかったです」

 石川は今回が「ワールドツアー・プラチナ」での初めてのシングルス優勝で、「大会に入るまで優勝できるなんて思ってなかったので、素直にとても嬉しいです」と、声を弾ませた。

 優勝までの全5戦は決して平坦な道のりではなかった。徐孝元(ソ・ヒョウオン/韓国)との決勝の後は、利き手の左肩をアイシングしていた。「カットマンとやると疲れちゃうんです」と、説明する。この大会では5戦中3戦がカットマンとの対戦。以前は苦手としていたが、重点的に強化したことで克服した。

 また、5戦中2戦が中国人選手との対戦だった。この大会には中国のトップ選手は参加していないが、それでも中国勢相手の勝利は大きい。

「中国選手に勝つことで、自分自身のレベルアップを感じることができます。やっぱり大きな目標なので、そこに向かって勝てたというのはすごく自信になりました」