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女子ホッケー「さくらジャパン」の2人が、
オランダリーグで戦う理由 (6ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

「私は当時27歳。リオオリンピックにはちょうどいい年齢だったけど、それ以上にオランダに行きたかった。オランダに興味を持った2014年からずっと行きたかったから、絶対にこのチャンスを活かしたいと思ったんです。だから覚悟を決めて、トーンさんに『次のシーズンからオランダに行きたい』と伝えました。そのことに後悔はしてません」(及川)

 2016-2017シーズン、及川は充実した1年を過ごした。

「オランダリーグのレベルは高い。毎試合トップレベルのFWと対戦することが、自分にとってすごくエキサイティングでした。オランダのMFやFWは層が厚いし、ボールを持ったら日本人にはない速さ、スキルを持ってる選手も多い。一方、日本は世界ランキング11位。それでも『世界ランキング1位を相手にもできるぞ! ナメんなよ!』と思ってプレーしました」(及川)

 及川とオランイェ・ロートとの契約は、ソニーからの1年レンタル。2年目のシーズンもオランダリーグでプレーを続けるためには、会社の許可が必要だった。もしかしたら2016-2017シーズンを限りに、及川はオランイェ・ロートを退団する可能性もある。シーズン終了後には、チームメイトがお別れ会を開いてくれた。

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