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女子ホッケー「さくらジャパン」の2人が、
オランダリーグで戦う理由 (2ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 人気と実力が備わったスター選手が集まることで、オランダ・ホーフトクラッセ(以下:オランダリーグ)は「世界最高峰のホッケーリーグ」と言われている。

 試合前のアップ時も、さらには試合中も、及川と永井はオランダ人のチームメイトたちと積極的にコミュニケーションを図っていた。その姿からは、日本人同士で固まらないように努めている意思が伝わってくる。オランダリーグ参戦2年目の及川は言う。

「『日本人同士で固まって話をしているのは、あまりよくない』と聞いてましたから。私たちはもっと英語をしゃべりたいと思ってますし、チームメイトのことをよく知らないとチームにも貢献できない。だから、チームとして活動しているときは、チームメイトともっとコミュニケーションをとろうと思ってます」

―― それはチームで食事をするときも?

「そうですね。その代わり家に帰ったら、どれだけ日本語をしゃべっているんでしょう(笑)」(及川)

―― 家で、ふたりはかなり話をしているんですか?

「もちろん! だから家以外のところではチームメイトと英語でしゃべるようにしています。自分たちを迎え入れてくれた人たちの前で、私たちがコソコソと日本語でしゃべり続けるのは、チームにとってプラスにならないし、チームメイトに対して失礼だと思ってますので」(及川)

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