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【NHL】スカイプで解雇を告げられたオイラーズ監督

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿90

 かつてはウェイン・グレツキー(52歳)やマーク・メシエ(52歳)らスターを擁し、1980年代後半から1990年初頭にかけて5度のスタンレーカップ制覇を成し遂げたエドモントン・オイラーズ。しかし、グレツキーがロサンゼルス・キングスに移籍したころから徐々に成績を落とし、ここ20年は大きな飛躍を遂げられずに低迷している。今シーズンもウェスタン・カンファレンスで15チーム中12位。7年連続してプレイオフ進出を果たせていない。

 そんな状況の中、さらに暗い雰囲気となる事態が発覚した。なんと、チームを率いるラルフ・クルーガー監督(53歳)が球団事務所に呼び出されることなく、スカイプ(インターネット電話サービス)で一方的にクビを宣告されたのである。

 このニュースが報じられると、全米の各メディアは、「プロスポーツ球団の運営方法は進化しているが、こんな形はあり得ない」と、オイラーズGMのクレイグ・マクタビッシュ(54歳)を痛烈に批判。あまりにもドライな対応にNHLファンは怒り心頭で、「クビにすべきはGMだ!」と息巻いている。

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