2013.01.21

【卓球】リオ五輪に向けて。
福原愛、石川佳純に続く新戦力の台頭はあったのか?

  • 小川勝●文 text by Ogawa Masaru
  • 戸村功臣/アフロスポーツ●photo by Tomura Atsushi/AFLO SPORT

準決勝で石川佳純をあと一歩のところまで追い詰めた淑徳大3年の松澤茉里奈 リオデジャネイロ五輪に向けた展望は開けたのか。全日本卓球選手権は1月20日、東京の代々木第一体育館で幕を閉じた。ロンドン五輪で団体銀メダルを獲得した日本女子は、世界の強豪国として、どのような日本一決定戦が展開されるか注目された。結果は2年連続で福原愛(24歳/ANA)と石川佳純(19歳/全農)の決勝になり、福原の2年連続優勝となった。来春に東京で開催される世界選手権団体戦、そして3年後のリオデジャネイロ五輪を見すえた時、新しい力の台頭はあったのか。その点について、詳しく検証してみたい。

 福原愛、石川佳純、平野早矢香(ミキハウス)のロンドン五輪3人組は、五輪が終わったあと、すでにリオデジャネイロ五輪に向けて、現役を続行する意思を表明して、右ひじを手術した福原を含め、昨年12月には練習に本格復帰していた。

 だが今回、平野はシングルスで、高校2年の前瀧初音(正智深谷高)に初戦敗退を喫した。7-11、7-11、5-11のストレート負け。この大会、18歳で初優勝を果たして以来、優勝5回を含め、27歳で迎えた今大会まで、初戦敗退は一度もなかった。平野は徹底した練習量で大会に向けて仕上げるタイプだから、五輪のあと、祝賀行事などで、例年に比べれば練習や試合出場が少なかったことは間違いない。本来の練習量に戻って、昨年までの強さが戻ってくる可能性はあるが、それでも、日本の団体戦を考えた時、福原、石川に次ぐ、3番目のイスに座る選手は誰になるのか、その注目度がより高まったことは事実だった。

 大会前は、昨年までの実績と年齢的に見て、今大会で飛躍が期待された選手として、石垣優香(23歳/日本生命)、森薗美咲(20歳/日立化成)、谷岡あゆか(18歳/JOCエリートアカデミー)の飛躍が期待されていた。